今書いている本が、完成に近づいてきました。
「聖なる怪物たち」に続く書き下ろし小説。
題材にえらんだのは、東日本大震災での
救助者たちの闘い。
3月11日の発災直後、岩手県庁につくられた「災害対策本部」。
そこへ、県職員だけでなく警察・消防・自衛隊・海上保安庁・医療班
と、救援に携わる人たちが集結する。
情報を取り、作戦を練ろうとするも……
通信手段が機能せず、被災地はブラックボックスに。
大津波が町を襲った。未曾有の被害が出ていることは間違いない。
けれど、負傷者がどこで助けを求めているのかわからない。
ヘリが足りない。燃料も尽きた。支援物資も薬もない。
――それなのに、雪が、余震が、無情に襲いかかる……。
そしてさらに、原発事故……。
対策本部に集まった面々は、どう苦悩し、どう行動したのか。
救助者たちの3月11日〜19日、9日間の葛藤を描いたノンフィクション。
タイトルは
「ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い」
半年間、主人公の医療班医師、対策本部の幹部、知事、
自衛隊の師団長にまで取材をさせてもらい
その記憶と膨大なデータから、彼らの活動を事細かに記した一冊。
ただデータを箇条書きにしただけでは「記録」になってしまう。
そうではなくて、彼らの気持ちを聞き取り、それをつぶさに描いた本にしたかった。
被災者救助の統括をする「災害対策本部」では、あの時なにが行われていたのか。
彼らは、なにを思っていたのか。
地震が頻発する日本での今後の災害対応を考える上でも、
震災から一年の今だからこそ、彼らの闘いを知ってほしい。
「ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い」
2月24日の出版です。